ともの独り言

2008-04-26

うそやろ

短大の友達から連絡が入る
またゴールデンウイークに
集まろうという話かと思っていたら

「○○入院してるんやとみんなでいこか?」

はじめ、また冗談かと思って聞いていたら
本当みたい。しかも、
「半年ぐらい入院しないかんのやと。」

病名を聞いて一瞬止まった。

電話を切って友達に電話する。
そしたら、元気な声で帰ってきた。

「俺も始めはうそやろとおもっとったん。」

その日仕事が終わってからすぐに見舞いに行く。

部屋の入り口に友達の名前があって
部屋をのぞくと友達をいた。

「びっくりした。もうきたんか。」

3ヶ月前会った時と同じでほっとした。

でも、友達は普通にしゃべっているがあきらかに
こちらが返しがおかしい。

隠そうとすればするほどこの動揺が
相手に伝わるようだった。

面会時間、8時までのお知らせの放送がかかる。

「おれいくわ。」

「みんな過ぎてもおるでまだ大丈夫やて。」

「アホ、俺が叱られるわ。また、すぐ来たるで」

病院の外を出たときすべてが真っ白になった。
そして、自分を深く考えた。